愛するものたちとの日常。


by candy-k1
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カテゴリ:映画 音楽  本( 44 )

マッチポイント

ウッディ・アレン監督の最新作。
公式サイト
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☆☆☆
舞台はイギリス・ロンドン。
元テニスプレイヤーのクリスは、野心的な男。
イギリスの上流階級が集うテニススクールのコーチとして働き始める。
そこでの実業家の息子トムのコーチを引き受けたことから、トムをはじめ彼の家族と親しくなる。
トムの妹クロエは、一目でクリスに惹かれ、二人は付き合うことに。
ある日、トム家族が開いたパーティで、クリスは官能的な女性ノラと出逢う。
クリスはノラに惹かれるが、実はノラはトムの婚約者。
クリスはノラへの感情を募らせる一方、その感情を悟られないようにクロエとの付き合いを深めていく。
クロエの父に目をかけてもらい、企業家としての道を着実に築き上げていき、やがて、クロエと結婚。
ノラはトムと婚約を解消され、姿を消してしまった。
その彼女と、美術館で再会。
クリスのノラへの気持ちに、再び火がつき、愛人関係となってしまう。
ノラとの濃密な愛は、彼を人生の「マッチポイント」へ、導いていく・・・・・。

☆☆☆☆

ウッディ・アレンが監督という匂いが全くしないまま、物語は始まりました。

これ、話としては、昼ドラで放映されても全く違和感を感じないでしょう。
ただ、作り方によっては、間違いなく、猛烈に下品なものになる話。
であるにもかかわらず、ウッディ・アレンは、その辺りをとても上品にまとめているのは、すごいなぁと。
よくある話であるのに、2時間強の時間を感じさせず、ぐっと集中させてしまうのも、すごいなぁと。

ただ・・・・私、正直、後半も後半のあたり、飽きました。
何に飽きたかというと、男の身勝手さに飽きちゃった。
で、突然、クリスの行動を追っているのが、ばかばかしくなってしまった(笑)

妻(というより、富)と愛人の間でなんとか上手く立ち回ろうと、二人の女性の間をうろうろ、うろうろし、更に友人に「あーでもない、こーでもない」と相談するクリスに、なかば呆れて、失笑。(ええ、わたくし、とても冷たい女です・笑)
ここに、どちらかの女性への、クリスの「純愛」を感じられたら、そうは思わなかったのかもしれないけど、私には、「あれも、これも、全部欲しいんだい」という、全てを征服したい「欲張りな僕」の姿しか、見えなかった。
これは、私が女だから?それとも、心が狭いのかしら?(汗)

でも、そう思わせておきながら、ぐぐーーっと引っ張っていき、
「え?そんなん、ありなの?」のラストシーンを迎えてしまった。
あー、やっぱりウッディ・アレンの映画だ・・・・と感じた瞬間。

冒頭の辺りで、クリスがドエトフスキーの「罪と罰」を読んでいるシーンが出てくるのですが、あれは、クリスのその後を意味していたのかなと、感じました。
彼の本当の「罪と罰」は、映画のラストシーンの後に、きっちりやってきてほしいなぁ。
あのラストが、「マッチポイントを迎えた男の勝ちの姿」なのは、私はどうも嫌。(私、結構モラリストだったのかも)
だってね、人生、そんなに甘くないもんね。(笑)
それでもやっぱり・・・・この映画「運のいいやつはいるんだぜ」の話だったのかしら???

見ながら、なんとなく「太陽がいっぱい」を思い出しました。
でも、大きな違いが、見つかりましたけれど。

サントラはオペラを中心に、とても美しいものでした。
それも、品を下げない要因の一つだったのかもしれません。

☆☆☆
「あーー、こりゃ、娘がちゃんと、男の人を見極める目を養えるように、しっかり教育しなくっちゃっ」
これが、私の最大の感想かな(笑)
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by candy-k1 | 2006-09-16 00:21 | 映画 音楽  本

本と出逢う

一人と一匹の土曜日。

娘からプレゼントされた夫の小銭入れが壊れてしまい、修理に出しておいたのを引き取りに街にでる。
家族連れ。友達同士。沢山の人。
平日だと思えば、なんてことは無いのだが、お休みの人で賑わう街に出ると、一人でいることに、ちょっぴり寂しくなる。

でも、そんなことで、おセンチ気分に、どっぷり浸る私ではない(笑)。

用事を済ませ、さっさと、本屋に向かう。

小川洋子さんの「ミーナの行進」が欲しかったのだが、見当たらず、「んーーーー」と思っていたところに、飛び込んできたのが、これ。

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覚えていない
佐野洋子 著
マガジンハウス 刊





見つけた瞬間、小川洋子さんには、大変申し訳ないのですが、「ミーナの行進」を探すのを辞めました。
だって、この本と、出逢っちゃったから。
今日は、この本と出逢うための日だったのかも。なんて思ったのだ。

先日読んだ佐野さんのエッセイ「神も仏もありませぬ」が、あまりにも面白かったので、今回も期待大。
タイトルが「覚えていない」って言うのが、凄い。
だって、言い切っちゃってるんだもの。潔さが好き。

さて、そろそろ、この本片手に、娘のお迎えです。
娘を待っている間の車中での読書も、楽しいもの。
「邪魔したる~」と、本を踏み踏みしてくるキャンディさんが、困りものですが(笑)
では、行きますか。
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by candy-k1 | 2006-09-02 18:10 | 映画 音楽  本
「髪結いの亭主」

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(shiro_takaさん)やっと見れました。
幼い頃の憧れ(この憧れ、少年の甘酸っぱい想いが、濃密に凝縮されている)から、「髪結いの亭主」になることが、夢だった少年、アントワーヌ。大人になったアントワーヌは、髪結いマチルドに出逢ったその日にプロポーズ。念願の「髪結いの亭主」となった。
結婚して10年間、喧嘩は1度だけ。愛し愛される日々を送っていたが・・・・

オープニングのアラビアダンス?これ、ノックアウト(笑)
久々に強烈なオープニングでした。
ジャン・ロシュフォール演じるアントワーヌ、現実に自分の傍にいたら、かなり怪しいお方と、判断しちゃうだろうな。(でも、そう思わせないのがロシュフォールの凄いところかもしれません)

見終わって・・・余韻が残る映画。
マチルダが選んだ事は、私個人としては、良くない事だと思うけれど、でも、その行動を起こした彼女の気持ちは、痛いくらいに理解できてしまった。
それだけ、彼との愛の日々が、幸せで、きらめいたまま残しておきたい日々だったのでしょう。
マチルダの美しさを輝かせていたものは、彼女の中にある儚さだったのかもしれないな。

ルコント監督、全作品を見たわけではありませんが、彼の描く愛の形は、見終わった後、いろいろ考え、そして自分の心をいろんな想いが巡っていきます。

マイケル・ナイマンの音楽も、やっぱり素敵。
映像に溶け込み、それでいて、美しく強烈に心に訴えかける。
どうしたら、あんなに美しい旋律を生み出すことが出来るんでしょうね。


「クラッシュ」

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ロスのハイウェイで起きた交通事故。この事故をきっかけに、様々な人間の人生が、衝突し、連鎖していく。









日本に住み、人種差別は身近なものではない私にとって、今もって、人種の壁は高く積まれているんだということに、正直驚いた。
でも、日常の中で、様々な形で、差別や偏見は、生きている。
そして、私自身も、意識をしていないだけで、他の人を見下したり、偏見を根にした眼差しを向けたりしているのかもしれないなと、自分の意識を探る必要があると感じました。
それを気づかせてくれたのが、マット・ディロン演じる人種差別主義の警官を軽蔑する若い警官が起こした、ある事件。
これは、衝撃でした。気づかされました。

これを持っているから、持っていないから、肌の色が違うから、誰が偉くて、誰が劣っている、なんて、人が作り出した価値でしかないのに。
どうして、わたし達は、そのことに、囚われてしまうのだろう。
そんな気持ちが、沸いてきました。

それでも、人が人の心に触れ、そこで救われる心があることも、この映画は語ってくれています。印象的だったのが、サンドラ・ブロックが演じた女性。
彼女は、これまで生きていた自分の世界では、発見できなかった、形にできない大切なモノを、見つけることができた。
見ていた私も、暖かい気持ちになりました。

登場する人物全てが主人公とも言える、様々な人間の人生を、一つの束にしていく構成が、見事。実にうまくまとめあげていて、感服です。

脚本・監督のポール・ハギスは「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本も手がけた人物。
ミリオンダラー・ベイビーも、見終わった後、考えさせられる映画だったけれど、このクラッシュも、様々な視点で、わたし達に語りかけてくる映画だったなぁ。
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by candy-k1 | 2006-08-30 22:00 | 映画 音楽  本

心をほぐす

ここ、数日、どうも、気持ちが、しゃっきりしない。

家にいても、だらだら。やる気が起きない。
(いえ。いつも、だらりとしているんですけれど・汗)

そんな時は、音楽で気持ちを変えるに限る。

今日の1枚はこれ。
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(相変わらず、画像がひどく・汗 スキャンがうまくいきません・汗・汗)
「A LETTER TO TRUE」
映画「トゥルーへの手紙」のサウンドトラック。

たちまち、心をほぐしてくれる。
本当にありがたいなぁ。
良い音楽の持つ効用は、それはそれは素晴らしい。
改めて実感する。

写真家 ブルース・ウェバーのプライベートフィルム。
背景に、9.11のテロ当時、撮影旅行で留守にしていたウェバーは、NYに残した愛犬たちの消息が、気掛かりでしかたなかった体験があるという。
公式サイト

このサウンドトラック、CD2枚組み。
どちらも、ドリス・デイ、マーヴィン・ゲイなどのヴォーカルナンバーや、ジャズナンバーを、ブルース自身がセレクトしたもの。ブルース自身のナレーションも聴くことができる。
ほんのり大人の時間を味わえるようなナンバーが多いので、夕暮れ時に、一人でゆったり聴くのもいいかな。
Disc 2のラストに、かわいいおまけ(?)が登場します。

CDのジャケットに、小さな写真集ともいえる冊子が、
これがまた、心をなごませる写真ばかり。
撮影された犬の一瞬の表情で、いろんなストーリーを想像することができる。


実は、本編の映画は、劇場公開を見逃してしまった。
先月、DVDが発売されたので、早く見ないと。
パッケージも、それはそれは、かわいいのです。
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でも、きっと、かわいいだけじゃない。
犬たちを通して、この映像は何かがきっと、心を潤してくれる。
そんな予感が、いっぱいするのです。
早く見たいなぁ。レビューが早く書けることを、希望しつつ。
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by candy-k1 | 2006-08-29 21:26 | 映画 音楽  本

ある子供

劇場で見逃した1本。

2005年、カンヌ国際映画祭パルムドール大賞受賞作品。
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20歳のブリュノと18歳のソニア。
ブリュノは定職につかず、盗品などを捌いて、その日暮らしをしている。
その二人の間に、子供が生まれる。名前はジミー。男の子。
子供を生んだソニアは、母の自覚に目覚めるが、ブリュノは、父親の自覚などまるでなし。
「このままの生活じゃだめ。仕事を」というソニアをよそに、「クズと一緒には働けない」と、今までと変わりなく盗品をさばく日々。
子供の認知届けを出しに行った帰り、思い立ったブリュノは、闇取引に子供を売りに行ってしまう。
ブリュノがジミーを、売ってしまったと知り、卒倒するソニア。
事の重大さに気づき、ブリュノはジミーを取り返しにいくのだった。

       ☆☆☆☆☆☆☆

タイトルの「ある子供」。
映画を観るまで、「子供」=「売られてしまった赤ちゃん」の意味だとばかり思っていたのです。
でも、見終わって、「子供」を意味するのは、赤ちゃんではなかったのね・・と気づきました。

確かに男の人は「はい、これがあなたの赤ちゃんよ。あなたに、ここがそっくりね」と言われても、すぐに実感がわかないでしょうね。
お腹で10ヶ月間、胎動を感じ、出産のその瞬間を体感して母親になる女に比べたら、体感を感じることができない男性に、「私と同じように感じてよ」と最初から詰め寄るのは、難しい事だと思います。

赤ちゃんのぬくもりに触れて、鼓動を感じて、こちらを頼りきったように抱きつく腕を感じて、自分を見て微笑む姿を見て・・・(もともと母性や父性を女も男も持っていると信じますが)母性と同じように、父性も、子供が与えてくれ、「親」として育ててくれるものなのだと思います。
その機会を与えてもらったブリュノだけれど、実感を抱く前に、子供を売ってしまう。
まるで、自分の生活の糧としている盗品と同じように、金を手にする為のモノとして。

彼は、これまで生きてきた中で、本当の意味で、愛し方も知らなければ、愛してもらう喜びも知らなかったのかもしれない。上っ面で生き、人と深く交わったことも、それについて考えたことも無かったのだろうな。混沌とした生活が、彼の大事な部分を麻痺させてしまったのかもしれません。

でも、自分の子供を売るだなんて、とんでも無い話。
お金が無いから、子供を売るという短絡的な発想に、
驚きと怒りがわきました。
事の重大さに気づいた彼は、子供を取り返しに行くけれど、当然のように、愛を与えてくれたはずのソニアの信用も失ってしまう。
それでも、お金を無心するブリュノに、少々の苛立ちを覚えてしまいました。
「愛している」そう言うブリュノに、「しらじらしい」と一括するソニアに、よく言った!と誉めてあげたくなりましたね。
でも、このブリュノをなぜか憎めない。そこが悔しい。

ひったくりで警察に捕まった少年に、面会と称して、自分が首謀者であることを自白する。
ここで、ブリュノは、初めて「何か」を人の心に残し与えることができたのかな。
心の変化が、彼の中に現れ始めたのでしょう。
そうさせたのは、モノとしてしか感情のわかなかった赤ん坊が与えてくれた、暖かいぬくもりであってほしいなぁと、願わずにはいられませんでした。

刑務所で流した涙は、どんな意味だったのかな。
とんでもないことをしでかした自分に、それでも会いに来てくれたソニアの寛容が染みたのかな・・・。
一人でジミーを育てて、しっかと生きるソニアに、自分を省みたのかな・・・・・。
あの時、ジミーを失わなくてよかったと、安堵していたのかな・・・・・。
生きていく意味をようやく見つけられた、喜びだったのかな・・・・・。

涙したその時の感情を、ずっと忘れないでいてほしいな。
ラストシーンで、そう願わずにはいられませんでした。

          ☆☆☆☆☆☆☆

余談ですが・・・・
「退院したての赤ちゃんを、首の据わってない赤ちゃんを、縦抱きにしてるぅーーーーー。窒息しちゃうーーーー」
違う意味でも、はらはらしっぱなしだったのでした(^^;)
これ、子育ての不慣れさを演出したものだったのかな?
それとも、ヨーロッパって、新生児を縦抱きにするのでしょうか?
謎でした。
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by candy-k1 | 2006-08-23 21:56 | 映画 音楽  本
1日の中で、シチュエーションや気分に合わせて、BGMを選ぶのが好き。

ちょっとカフェ気分でお茶を飲みたいときは、ボサノバ。ジョアン・ジルベルト。
気合を入れて掃除をするときは、STONESで、ばっちり気合を入れる。
やる気が出ないけど、夕飯を作らなきゃいけないときは、「ちょっとやる気の無いロック喫茶の店主気分」で、RADIO HEAD。
荒々しく自分の感情を爆発させたいときは、NIRVANA。
自分の気持ちと向き合いたい時は、フジコ・ヘミングのカンパネラ。
クラシックからロックまで、その時の気分に合わせて、CDを選ぶのは、とても楽しい。
音楽は、映画と本同様に、私の生活に欠かせないもの。

ところが・・・
ここ数日の我が家は、BGMを選ぶ余地もなく、一日中「モーツアルト」が流れ続けています。
塾が昨日から夏休みに入ったのですが、「どうぞ。つかれたでしょ?ゆっくり休んでおいで~」
なんて、言ってくれるはずもなく、この休み中にも、「これでもかぁ~~~!」っていうくらいに、宿題の山を渡され・・・・・結局、家でもくもくと宿題をこなさなければなりません。

「モーツアルト聞くだけで、頭が良くなるらしい」と、先日、何かのテレビ番組で聞いてしまったわたし達親子。
ならば、聞いてみようじゃないか!!と(笑)
そんなわけで、朝から晩までモーツアルトが鳴り響いているというわけです。

聞くだけで頭が良くなるなら、努力はいらないわけで(笑)
そんなうまい話があるわけないけれど
モーツアルトを聞いていると、なんだかゆったりした気分になります。
なるほど!胎教に良いというのも、頷けます。
(私、娘がお腹にいるときは、モーツアルトは聞かず、ずっとボサノバ聞いてました)思わぬところで効果ありって所かな?
え?気づくのが遅いって?(汗)

モーツアルトの人生にも、興味がわいてきました。
手軽なところで、映画「アマデウス」でも、観て見ようかな?

ちなみに、このモーツアルト、某巨大エンジンの音楽サイトで無料で一日中、聞くことができるので、とってもありがたい。
他にも、今クラシックジャンル、作曲家別ではベートーベン、ショパン(好きです)、バッハ、チャイコフスキーが聞けるようです。
いろいろ試しましたが、勉強にはモーツアルトとバッハだね、ってことに落ち着きました。
「チャイコフスキーはだめ?」と私。
「だめ。踊りたくなる」と娘。
7年間バレエで親しんだチャイコフスキーは、どうも娘の身体に染み付いた音楽のようです。

今も、モーツアルトが流れています。
夫にとっては、子守唄。ただ今爆睡中。気持ち良さそうに寝ています。
ここでも、思わぬ効果かな?(笑)
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by candy-k1 | 2006-08-10 22:34 | 映画 音楽  本
私を、ご存知な方は「あれ?観てないのかしら?」って思った方もいるかもしれません。

「パイレーツ・オブ・カリビアン・デッドマンズ チェスト」
この夏公開中の、ジョニーの最新作。

実は、公開初日に、ジョニー仲間と一緒に鑑賞済み。
娘に内緒で、こっそり観にいきました。
塾に行っている娘に悪いよなぁ~って気持ちもあり、且つ娘もこのブログを時々読んでいるので、感想をアップすることができなかったわけで・・・・

「あーちゃん、パイレーツ観にいくの、いつ行けるかなぁ?」と聞くと
「無理だよ。無理。いいじゃん、ママもう観たんでしょ?」と娘。
「・・・・・え?え???」
「初日行ったんでしょ?ママが初日に行かないわけないじゃん~(にやにや)」
「え・・・・あ・・・・ばれてた?(滝汗)」
「ばればれ。いいよ、どうせママDVD買うんでしょ?
うち(自分のことをこう呼ぶ)、ママがDVD買ったら観るから」

・・・・そっか。ばれてたんだ・・・・・(汗)
じゃ、心置きなく♪

率直に言うと、前作は超えてません。
でも、続編にしては、よくできているし、最後の最後で
「えぇぇーーー!!3まで待てないっ!!」という展開で終わる。
そのあたりは、上手いなぁ。嫌味な言い方したら「商売上手」です(笑)
今回は、オーランド・ブルーム扮するウィルがメインかな。
ジョニー扮するジャック・スパロウ。前回同様おちゃめでコミカル。憎めないしたたかさと機転の速さももちろん持ち合わせ・・・ジョニーの役づくりは完璧です。
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今回の最大の特徴は・・・・「これって、円谷プロの映画だったっけ?」と
途中で勘違いしそうな、クラーケンはじめ、海の怪物・海賊達。
これでもか!!!ってな具合に、じゃんじゃんお出ましになる(笑)
ビル・ナイ扮するデイビー・ジョーンズがタコ髭でオルガンを弾くシーンと、パイプの煙を鼻(この鼻が付いている場所が、笑える)から、ぷはーっと出すシーンはツボにはまり、もう、笑いが止まらなかったのでした。

そこかしこに、パート3に繋がる謎解きの鍵となるモノも、ちらほら登場(するらしい)。私は、まだ1回しか観ていないので、そこまでじっくり味わってないのですが。前回は8回くらい観たんだっけかな?忘れてしまいましたが(汗)今回は、あと数回観にいくだけで、終わっちゃいそう。
来年のパート3の公開を楽しみに待っていようと思います。
ちなみに、パート3は来年5月の公開。前売り券もゲットしておきました(^^)

                 ☆☆☆☆☆☆☆
昨日はGTF トーキョーシネマショー の中の一つ「2006年秋~2007年 ラインアップ・プレゼンテーション」という催しに、友人が当たったので、ご一緒させてもらいました。
各映画配給社の、この秋から2007年度上半期の映画のプレゼンを宣伝部の方がプレゼン、且つ各社数作品の予告を見ることができるという、なかなか普段は味わえないイベント。
楽しかったです。

司会の襟川クロさんの進行のもと、各社宣伝マンが舞台に登場してくるのですが・・・
新人さんなのかなぁ?原稿を持つ手も、心なしか声までもがぷるぷる震え、「大丈夫だよーー間違っても怒らないよ~笑わないよ~」と応援したくなってしまう方や、この道うん十年、ベテランの中のベテランと思わせる、軽快なトークで会場を盛り上げる方もいらして、なかなか面白い。
ソツなく終了したプレゼンは、申し訳ないけれど、全然頭に残ってません(笑)

70本の予告編を観て、観たいなぁと思った作品がいくつかあったのですが、中でもソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」(2007年正月第2弾公開予定)は、衣装も音楽も舞台セットも、かわいらしいポップな映像。でも、取り上げているテーマはなかなか重そう。
コッポラの世界観で、どんな風に繰り広げてくれるのかなぁ~と、期待大。

車椅子でラグビーをするという「マーダーボール」(今秋公開予定)というドキュメンタリー。これも、良さそうな予感。
他にも、若き日のレクター博士を描く「ヤング・ハンニバル」
ベン・スティーラー主演の真夜中の博物館を舞台にしたコメディ「ナイト・ミュージアム」
ジム・キャリー主演のミステリー「ナンバー23」
FOX配給の「サンキュー・フォー・スモーキング」
もう直ぐ公開のパトリス・ルコントの音と映像で展開する「DOGORA」など、
挙げだしたらキリがなくなってきちゃった。(汗)
でも、欲を言えば「地味だけれどいい映画」の予告編をもっと観たかったなぁ。
そうそう。「地味だけどいい映画」の匂いが満載な予告もあたんだった(汗)
㈱ワイズポリシー配給予定映画7本は、どれもこれも良さそう。
単館系になるのかな。良さそうなんだけれど、予告があまりにも短すぎました。残念。

ちなみに、司会のクロさんのお勧め作品、何作かありましたが、中でも韓国映画の「グムエル」(9月2日公開)。カンヌで絶賛とパンフに書いてあったので、楽しみに予告を見たのですが、怪物映画で「え??何を持って絶賛なの?」
でも、クロさんの解説「怪物映画だけれど、家族愛とかいろんな要素が盛込まれている。あと2回は見たい」と聞いて「ほほ~」と。
クロさんのお勧めとあれば、観てみようかなぁ~と思ってます。

今後も面白そうな映画がたくさん、出番を待っているようです。
楽しみだなぁ~♪

「長いっ。読む人が疲れちゃうよ」と、通りがかった娘がぽつり。
・・・・そうだった。つい調子にのって、書きすぎちゃった(汗)
お付き合い、ありがとうございました~。
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by candy-k1 | 2006-08-09 17:04 | 映画 音楽  本

アンダーグラウンド

「まいったな・・・・」

エンドロールを見ながら涙が流れ、口から出た言葉。


今日は、本当はshiro_takaさんがお勧めされていた「髪結いの亭主」を見るつもりだったのだが、ものぐさ心が働いて、どうにもビデオ屋さんまで行く気分になれず(今度見ます~・汗)・・・・・・
でも、何か観たい気持ちで思い出したのが、友人からお勧めで頂いていた、この「アンダーグラウンド」。
「長いよ~」と聞いていたが、今日は時間がたっぷりある。
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何気なく鑑賞することにしたのだが・・・・何気に観る映画ではなかった。
参りました。降参。やられました。

私の拙い文章と乏しい歴史認識が、感想を書くことで、この映画を汚すのではないかと、とても心配ですが・・・。
           
             ☆☆☆☆☆☆☆

1941年。第二次世界大戦中のセルビア。
クロとマルコの二人は、レジスタンスの同士。
クロがある事件を起こしたことから、マルコはクロの妻、自分の弟をはじめとす避難民を、地下に匿う。

ドイツ将校に寝取られた、クロの愛人ナタリーを奪還するが、あえなく失敗。
クロはドイツ軍に囚われてしまう。
マルコは、クロを愛人ナタリーと共に救出するが、クロが隠れていたとランクの中で「ドイツ兵に囚われた時に使う手榴弾」が爆発。
重症を追ったクロも、地下室に運ぶことに。


45年に終戦し、ユーゴ連邦が発足。
マルコは連邦政府の側近となる。
マルコはクロの愛人だったナタリーを自分の妻とし、様々な政治活動を続ける。

一方、地下に匿われているクロたち。
終戦したことも知らされず、いまも戦争は続き、ドイツの占領下にいると信じ、
地下で武器を作りながら、生活を続けている。
マルコが連邦政府の重鎮となったことも知らずに。
そして、その裏側で、クロたちが作った武器を流す武器商人として私腹を肥やしていることも知らずに。

そして・・・・地下で生まれたクロの息子「ヨヴァン」の結婚式を境に、20年の歳月が破られることに・・・・

           ☆☆☆☆☆☆☆☆

あらすじだけ書いていると、とっても重い戦争・反戦映画のようだけれど、それだけでは終わらない。
全編に渡って流れるジプシー音楽が象徴しているように、人間の面白さ、滑稽さ、悲しさ、優しさ、汚さ、弱さ、いろんなものが2時間45分の中にひっくるめられている。
クロとマルコ、そしてナタリーを中心に物語は繰り広げられるのだが、この三人、実にしぶとく、したたかに、そして時にはあっけらかんと突き抜ける強さをもって生きている。
魅力的な人物の描き方に、愛おしさを感じた。

地上で「今」を暮らすマルコと、マルコが作った「虚構の時間」を「現実」だと信じ、地下で過ごすクロの対比も面白かった。
地下での生活は、地上から見たら虚構なのだけれど、でもそこには、確かに「現実」が存在していて、地上で繰り広げられている「真実」を知らないままのほうが、幸せなんじゃないか?とさえ感じてしまった。

クロと、地下で生まれ育ったクロの息子ヨヴァンが地上に出てくる場面は、ブラックな笑いが詰め込まれていて、面白かった。でもシニカルな笑のその裏に、反戦のメッセージも読み取ることができる。

様々な出来事の背景にあるのは、ユーゴスラビアという国の一生。
「地下の生活」が自分の人生の現実だった事を理解されず、頭がいかれてると、精神病院に入れられてしまったマルコの弟、イヴァンが言った
「ユーゴスラビアに帰りたい」の一言には、涙が止まらなかった。
そして、真実を知らされたイヴァンの悲しみと怒り、懐かしいソニ(チンパンジー)との再会に涙が止まらなかった。

そして、極めつけは、映画のラストシーン。

イヴァンが言う台詞の締めくくり。
これは、もう、圧巻。
「苦痛と悲しみと喜びなしには、子供達にこう語り伝えられない。昔あるところに国があったと」
ずっしりと心に響いてくる。
とてもとても重みを感じた。

本当にユーゴスラビアという国は、「今」を構築することができなくなってしまった国となってしまったのだから。

         ☆☆☆☆☆☆☆☆

いつもこうした映画を観ると感じること。
社会情勢と歴史に、めっぽう疎い自分の情けなさ(汗)
でも、こうして1本の映画に出会うことで、自分が疎かった事柄を知るきっかけを与えてもらえ、考えてみる時間を持つことができることは、とてもありがたいことだ。
前知識を持って観なかったのだが、この次見る時は、もっとお勉強してからにしようかな。
(って、いつも言ってるような気がする・汗)
そして、こんなに良い映画を観てものすごく感動しているのに、その感動を伝える文章力がないってこと。
とってもはがゆい。


3時間弱のこの映画、。
確かに長いけれど、長さを感じず、見入ってしまった。
染み入りました。
この「アンダーグラウンド」私の人生の映画鑑賞作品ベスト10に、入るかもしれないな。

サントラも欲しくなりました♪
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by candy-k1 | 2006-08-02 17:49 | 映画 音楽  本

美しく、悲しい男

日比谷シャンテシネで開催されてるBOW30映画祭に行ってきました。
昔見た、もう一度見たい懐かしい映画や、まだ見ていないけれど、見てみたい映画が目白押しの映画祭ですが、
今回の私のお目当ては、
ジム・ジャームッシュ監督・ジョニー主演の「デッドマン」。
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美しく悲しく、そして静かな・・・・私の大好きな映画の一つ。

両親を亡くしたウィリアム・ブレイク。アメリカ西部から東部に移り、そこで花売り娘とそのフィアンセの恋のいざこざに巻き込まれたことから、胸に銃弾を受ける。人殺しの濡れ衣を着せられ追っ手に追われ、銃弾が胸に埋め込まれたまま逃げるブレイクを助けたのは、ネイティブインディアンのノーボディ。ブレイクとノーボディーは、インディアンの村に向かうべく、道を進む。
自分の魂の故郷に帰るために。
         
                ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

おどおどしている目をしていたブレイクが、自分の「死」を意識した時に、生きる強さに目覚めていく。
その目の表情の移り変わりは、凄まじく美しく、力強い。

鉛に打たれ横たわる小鹿に、いとおしそうにそっと寄り添うブレイクの目は、せつなさに満ち、そして優しい。
小鹿が見たであろう最後の空を、じっと見つめるブレイク。
ブレイク自身の最後の空を予感させたのだろうか。

モノクロの世界に綴られる、静かな抒情詩のような映像は、見ている者の魂を、ぐぐっとその世界に引き込んでいく。

全編に渡って流れるニール・ヤングのギターも、静かに、時に激しく魂を揺さぶる。引き込まれていく。

静かに、魂の故郷に帰っていくブレイクの目に最後に映る空を、彼はどんな気持ちで見つめたのだろう。死を静かに迎える前に、激しいまでに生きたブレイクの旅を、もっと見ていたかった・・・・そんな気持ちで、私も船を送った。
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          ☆☆☆☆☆☆☆☆

この映画祭、前にも言ったように、見たい映画が目白押し。
中でも、中学生の時に見た「ブリキの太鼓」(見るのが早すぎたと、今、改めて思う)をはじめ、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」「サクリファイス」は、もう一度スクリーンで見ておきたい。
他にも、私の「ツボ」を激しく刺激する映画ばかり・・・。
でも、毎日劇場に通うわけにもいかず・・・ジレンマです。

もっともっと、映画が見たいなぁ。良い映画にたくさん出会いたい。
そして、もっともっと、心でいろんなこと、感じたいなぁ。
どうしても、映画好きは、やめられません。
もちろん、ジョニー好きもね(^^)b
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by candy-k1 | 2006-07-30 23:49 | 映画 音楽  本

ブレイブ

立川シネマシティの企画「シネマ・カウンシル」で、ジョニーが監督・主演した「ブレイブ」を今日まで上映しているとのことで、ジョニーファン仲間と一緒に鑑賞してきました。
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不毛な土地「モーガン・タウン」
ここ、ネイティブ・アメリカンの村で生活をする主人公ラファエル。
村での生活は、貧窮の際にある。
仕事もなく、暴力事件や強盗を繰り返す生活を送ってきたラファエルだったが、家族や仲間のために、ある仕事を負う。
それは「スナッフ・ムービー」の出演。
いたぶられ、切り刻まれ、拷問を繰り返されたあげく、死を迎えるまでの過程を撮影する。
5万ドルで、自らを差し出すことを決めたのだ。

命の期限まで1週間。
残された1週間を、ラファエルは、愛する妻と子供、そして村の人たちと共に、日々を過ごす。
幸せな楽しい思い出が残るよう、精一杯に考え、そして実行していく。

そして、自らを差し出す、その日を迎える。

                ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

実はこの映画、数年前DVDで観て以来、久しぶりの鑑賞です。
家族を省みず、アルコールと犯罪に手を染めてきたラファエルが立ち返り、家族のことを考えたときに出した結論は、あまりにも辛すぎたから。
それから一度も見れないでいました。

自分の命を差し出す決意をし、命の期限までの1週間を過ごすラファエルが、とてもせつない。
今まで味わったことのない父親と過ごす時間に、純粋に喜び、心を開いていく子供たち。
その裏側に「死」を選んだ父親の決意があることは、到底知らない。
不器用ながら、一生懸命に家族に尽くし、笑顔を見せる子供達とラファエル、その妻の姿に、このままずっとこの幸せが続いてほしいと、願わずにはいられない。
でも、無常に最後のその日はやって来てしまうのだが。

他に道はないの?何度も私の頭によぎっていく。
だが、廃品の山を背に居を構え、使えそうな廃材を拾い、わずかなお金に代えて暮らす日々。
水道もなく、汚染された小川の水を生活用水として使うことで、子供達の身体に害を与える危険にさらされる不安。
アルコールに蝕まれた身体で、仕事を見つけることもできず、ゆえに、更に深く、アルコールに浸っていく、堂々巡りの生活。
子供達に、満足な教育を与えてあげられない、はがゆさ。
彼等の抱える劣悪な環境と問題は、彼に選択の余地を与えることができなかったのだろう。

正直、私には、ラファエルの選んだ道が正しいのか、間違っているのか、それは断言できない。ただ、そこに「家族への愛」が確実にあったことは、間違いない。

久しぶりに観て、やっぱり辛く重い気持ちが残った。
けれども、この「重さ」は、わたし達に大切なものは何かを、伝える「重さ」。
ジョニーが伝えたかったことを、私も大切に考えていこうと思います。
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by candy-k1 | 2006-06-23 23:03 | 映画 音楽  本