愛するものたちとの日常。


by candy-k1
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カテゴリ:映画 音楽  本( 44 )

スウィニー・トッド

ああ。私、なんて凄い人を好きになってしまったんだろう。
どこまでこの人は私たちを驚かせてくれるのかしら。

昨日。
来年1月19日に公開される「スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」公式サイトの試写会へ。
年内にどうしても見たかったので、うきうきで試写会場へ♪

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ジョニーが素晴らしい役者であることは、言うまでもないことだけれど。
今回のスウィニー・トッド。
私の想像をはるかに超えた素晴らしい作品、素晴らしい演技で、完全にシビレてしまった!!


あらかじめ聴いていたサントラでは、ジョニーの歌声に感嘆していたが、
その歌声が演技と相まった時の素晴らしさたるや!!
場面場面に込められた感情は、歌声に見事に反映されていて。
トッドの蠢くような暗い闇の世界に一気に引き込まれていく。
トッドの狂気、哀しみ、とまどい、ひらめき・・・・・
感情をその目、指先一つで表現しきるジョニー。
なんて凄い役者なんでしょう!!!!
ゾクゾクしちゃった♪

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*******

作品自体、何度もミュージカルで演じられていた作品だけれど、私は舞台を一度も見ていなかったので、どんなラストシーンを迎えるのか全く知らず。
迎えたラストシーンはあまりに衝撃的で、しばし呆然。

あまり書き込むとネタバレになってしまうので、がっつり書きませんが、これだけ。
このお話。
サッパサッパと首を掻っ切るシーンや流血シーンもたくさんありますが。
これは、せつなくやるせない愛のお話だと。
根底にあるのは、それぞれの純粋な愛。
ただし。
憎しみや強欲な欲求を「愛」と錯覚し、愛の羅針盤が狂うと、見るべきものさえも見えなくなってしまう。そして愛さえも。
なんだかせつなくてたまらなかった。


***********

もちろん公開してからも何度も足を運ぶつもりで、すでに前売り券を購入済みなのですが、
問題がひとつ。
私の大嫌いなアノ生き物が、たくさんご登場されていて(滝汗)。
もちろん映画本編のお話でも泣きましたが、アノ生き物が走り回る姿を見て、私・・・・あまりの怖さに号泣。
どうクリアするか・・・・・思案中(汗)。

*********
もうひとつ、今の私の頭の中を駆け巡っていることが。
そうです。
来月、ジョニーの来日が決定しました♪
8日にはレッドカーペットの開催も予定されていて。
先週、今週の前半は、パソコンにひたすら向かい、応募しまくる(私は猛烈にトロいので、応募に手間取る、手間取る・汗)日々を過ごしておりました。
早ければ明日以降、黄金の招待券が届くはず(もちろん、当選すればの話・涙)。
ポストを覘くのが、うれしいような怖いような・・・そんな日々の始まり。
年末年始、(当選通知をいただいて)笑って過ごしたいんだけどなぁ~。



「ねえ、大掃除は?年賀状は?」
夫と娘の声は聞こえているものの、心に届かず。
しかし、もうこの状態も4回目を迎え、夫も娘も「ああ、また始まっちゃったね」と、諦め顔。
ご、ごめんね~(^^;)
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by candy-k1 | 2007-12-26 18:45 | 映画 音楽  本

ジプシー・キャラバン

来年1月に公開されるジプシー・キャラバン【公式サイト】の試写会に行ってきました。

ジプシーと呼ばれる、スペイン・ルーマニア・マケドニア・インドの4つの国の5つのバンドが6週間かけて北米の諸都市を廻る「ジプシー・キャラバン・ツアー」を追い、それぞれのミュージシャンのルーツを訪ねる(チラシより抜粋)ドキュメンタリー。

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どうしても観たかった映画です。
愛するジョニーが、ロマ(ジプシー)について語っているということもありましたが、たとえジョニーが出演していなくとも、間違いなく劇場に足を運ぶだろうなと。
なぜなら。
彼らの紡ぎだす音の世界に、強烈に惹かれるから。
生きる哀しみ、喜び、逞しさ・・・生身の人生をストレートに伝える音に心を揺さぶられるからだ。
特に、出演バンドの一つ、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスは私のお気に入りでもあります。
また、私の人生ベスト10に入るであろう映画「アンダーグラウンド」に強烈な音の存在感を与えているファンファーラ・チョクルリーアも出演しています。

がっつり書いてしまったので、公開前だけど読んでもいいよ、という方はこちらをどうぞ。
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by candy-k1 | 2007-12-13 14:13 | 映画 音楽  本

完全燃焼した夜

加齢とは反比例に、年々、ライブに求めるものが、
エネルギーの解放になりつつあるのを感じる、この頃。

11月23日。
行って参りました。さいたまアリーナ。
お目当ては、こちら↓
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わーーいわーーーい!!この日を待ってたよーーーー!!!
前日に見た夢は正夢とはならず、きちんとチケットも持って行き、無事に入場(笑)。


ギターのサウンドとともに、薄いカーテン(?)に映し出された彼らのシルエット。
くぅーーーーーかっちょいい!!
そして、ついにNo More Sorrowで始まったオープニングから、わたし。
「アドレナリン大放出祭り」状態(笑)。
のっけから、ボルテージは最高潮。

これぞ、LIVE!!と言わんばかりの、彼らのエナジー溢れるステージに、圧倒。
彼らの音の波は、暴発的な高揚感を掻き立てる。
気づけば、私。
半ばがなるように、彼らと一緒に唄ってました(お近くのお席の方々、ご迷惑だったかも・汗)。

がーーっと盛り上がったところで、スローでメロウなナンバーでクールダウン。
その後、それまで以上に、さらにぐぐっと盛り上げる。
んーーー。このメリハリ。ファンの心を鷲づかみですな。

The Little Things Give You Awayでの、一種の荘厳感すら感じるチェスターの歌声は素晴らしく響き渡り。
シャウトのカッコよさだけでない実力に魅せられる。
ああ、素晴らしいボーカリストじゃないかと、感動。

どうにもこうにも、飛び跳ねずにはいられないナンバーの連続。
途中、マイクがアリーナ席に降りるという、なんとも興奮度の高い状態を迎えたり。
(私は、スタンド席からじーーっと見るのみだったけれど)
気づけば1時間半。
頭から湯気が出そうな勢いで、どっぷり汗をかいた私の出来上がり(もちろん半袖での参戦です)。
完全燃焼とはこのことか・・・・というくらい、充実感に満ち溢れ、「アドレナリン大放出祭り」な、ライブの終焉を迎えました。
24日も、行きたかった(涙)。


23日のセットリスト。
(一緒に行ったお友達のCちゃん、暗闇の中での渾身のメモ書きより・ありがとう!Cちゃん)
1.No More Sorrow
2.Lying From You
3.Somewhere I Belong
4.Wake ~ Given Up
5.From The Inside
6.Don't Stay
7.Papercut
8.Points Of Authority
9.Shadow Of The Day
10.What I've Done
11.Numb
12.Pushing Me Away (ピアノバージョン)
13.Hands Held High
14.Breaking The Habit
15.In The End
16.Crawling
17.One Step Closer

~アンコール~
18.The Little Things Give You Away
19.Bleed It Out
20.Faint

ちょっと長いので、お付き合いいただける方はこちらをどうぞ♪
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by candy-k1 | 2007-11-26 16:15 | 映画 音楽  本
友人から、一冊の漫画の本を渡された。


「昨日、実家に行って久しぶりに昔買った漫画読んでてさ。
読み始めたら、この人・・この人知ってる!!!
●●(私のこと)ちゃんだ!!!●●ちゃんそのものって思ってさ~。だから、読んでね♪」

あたしもこの本知ってる。昔、読んでた。
え・・・・・・・・っと。
この漫画の主人公ってさ・・・・・。確か・・・確か・・・・・(汗)。


家に帰って、読む。

・・・・・・・・・・・・・・・・そ、そう見えるんだ、あたしって(汗)。
でもさ。
主人公の「ややちゃん」
果てしなくヌケテルけど、一生懸命生きてるんだよなぁ~。
時々困っちゃう子だけど、あたしは憎めなくて好きなんだよなぁ~。
ん??
・・・・・・ってことで、いいのかしら?(←どこまでも恥しらず・笑)

本とは、これ。
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【冷蔵庫にパイナップルパイ】・岩館真理子

読み進めていくうちに。
思い当たるフシが、ありすぎて。
食べすぎで動けないクダリは、あたしそのものだ(笑)。
お嫁に行くまでに治そうと思っている、寝相の悪さも(私は、間に合わなかった・汗)。
太っているのを気にしているのも、足が太いのも、顔が大きいのも(笑)。
ちょっと勘違いして、すぐ有頂天になっちゃうのも。
・・・でも。
そう思いながらも、読みながらゲラゲラ笑っちゃう自分がいて。
そんな風に、私のことも楽しんでもらえたらそれでもいいか♪(←ひたすら頭の中、ハッピーにできてます・笑)


でも。
笑いながらも、ふと思う。
あたしって・・・・
やっぱり、みんなに許してもらって生きてるのね。

これからも、私。
きっと、忙しく、泣いたり笑ったり、怒ったり、ズッコケたり、迷惑かけ(ないように頑張りますが)たりするとおもうけど。
どーかひとつ。よろしくお願いします。


ああ・・・・・。
見えなかったものが、はっと見える瞬間を与えてくれる漫画って、奥が深い。
(しかし、その実。↑のような自己分析は全てマチガイで、友人の私への視点は、違うところにあったりするのかもしれない・・・・・汗)



PS:ともちゃん、ありがとう♪
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by candy-k1 | 2007-11-08 16:45 | 映画 音楽  本

映画、覚え書き その2

さて。
続きます。

【キングダム】
公式サイト

映画のラストで登場する少女が語った言葉とその時の瞳、ジェイミー・フォックス演じるFBIエージェントの語る言葉が、衝撃的で忘れられない。
こうして、憎しみは暴力を生み、連鎖していくのか、と。

だからといって、私が彼らと同じ立場に立ったなら・・・・・
自分の大切な人たちを、傷つけられたら・・・むごい力で失うことになったら・・・・。
私はその連鎖を止めるだけの自制心を持ち、憎しみの連鎖を止めることができるのかというと、正直わからないよなぁ・・・・と、ちょっと深く考え込んでしまった。

テロを加える人間、テロに巻き込まれる人間。
テロはやっぱり許せないし、許されることではないと思う。
どんな人間にも、守りたい大切な人々がいるんだってことを、
想像することができたらいいのに。
うーん、でも。
それも、きれいごとになってしまうのかな。

映画自体、テンポも展開も、登場人物の描き方も悪くないし、見ごたえもあったのだけれど。
でも、最終的には「ああ、アメリカで作った映画だなぁ」(いや、アメリカがキライなわけではないのだけれど・・・ね)と感じざるを得なかった。
それが、残念。


【サルバドールの朝】
公式サイト
(思い切りネタバレになってます。これから観ようと思う方は、読まないでね)
まず。
恥ずかしい話ですが、30年前のスペインで、このような独裁政治が執り行われていたということを、私は全く知りませんでした。
映画を通して、また、ひとつ、知らなかった世界を知ることができましたが。
無知な状態のまま、映画を追うことになったので、背景にある状況、人々の心情まで、深く理解できていなかったんじゃないかという想いがあるのだが・・・。

独裁政治の下、反体制、自由解放運動に参加し、資金繰りのために銀行強盗を働き、あげく警官に銃を向け発砲。
警官は命を落とすことになり・・・・。
どれもこれも、罪としたら十分に重い犯罪であるのは間違いなく、彼が牢獄に閉じ込められる理由は十分すぎるくらいだ。
でも、大勢の警官たちとの銃撃で、命を落とした警官に込められた銃弾が、サルバドールが撃った銃からのものであるという確証もない状態での裁判は、公平に裁かれたものではなく、弁護士をはじめ、様々な人々はサルバドール恩赦のために、奔走する。

サルバドールと彼の姉妹たちとのやり取り、とりわけ妹を思う彼の気持ちは良かった。

最初は冷酷な態度をとっていた看守も、サルバドールの人間的な柔らかさに触れるにつれ、心を通わせていく。
それでも、最後の審判は下され、むごい死を迎えるサルバドール。
もう、これ。
全身に鳥肌が立つ方法。

30年経った今でも、スペインでは忘れられない存在であるサルバドール。
犯した罪は裁かれるに値するだけの重さがあるけれど、それでも民衆の英雄として扱われる彼。
それだけ、当時の政権は、民衆にとって耐え難い圧制の下にあったのだろうな。
サルバドールの罪は、死を持って償わなければならなかったのか。
公平な審判の下に下された死だったのだろうか。
遺族は、今も、闘争中だという。

【グッド・シェパード】
公式サイト

タイトル見て「シェパード」って「犬」のことだと思った(恥)のですが、
これ、羊飼いのことらしいです。

まず、これ、長いです。
167分。長い。
上映時間を調べて、トイレが心配になってしまった(汗)。
でも、ストーリーに引き込まれ、長さは感じなかった。トイレに行きたいのも忘れた。

イェール大学の秘密結社「ボーン&スカル」の一員となったことから足を踏み入れ、CIAの諜報員として生きていくことになった(なってしまった)男の人生を描いた作品。
第二次世界大戦、大戦後の冷戦、キューバ危機などの歴史的背景の下、CIAがどのように動き、そして駆け引きをしてきたか。
ここでもまた、歴史認識の浅さが、映画の持つ深さを理解しきれてなかったような・・・・。
勉強が足りません(汗)。
テンポも速いので、もう一度、ちゃんと見たいかも。


CIA諜報員として生きることを決めた男の苦悩、孤独。
これ、私には耐え難い生き方。
誰も信用してはならない生き方・・・・・辛いだろうなぁ。

冒頭で流れるシーンが解明されていく過程は、とても興味深かった。
そして、真相に辿り着いたときの驚き。
ああ、そうだったのか、と。

CIAには、なぜ「THE」が付かないのか?の応えには、びっくりを通り越して、ちょっと憤慨。
ああ、こんな高慢ちきな応えがあっていいのだろうかと。勘違いもはなはだしい。
それくらいの高慢さを持っていないと、できない仕事なのかもしれないけれど、そんな考えを持った人々に情報を操作され、操られるってのは、耐え難いなぁ。

マット・デイモンを始め俳優陣、素晴らしい演技でした。
ジョン・タトゥーロ、控えめでいながら、その存在は素晴らしく。
やはり素晴らしい俳優さんだなぁ。
そして、監督でもあるデ・ニーロ。
やっぱり重厚な存在感をまとった俳優さんだなぁと。


余談:長いのはわかるんだけれど、足を前座席にのっけて、いびきをかいて寝ていた、3つ隣の座席のおばちゃんに、激昂。
あまりのひどさに注意しに行こうと、何度も腰を浮かせたが、一瞬でも気を抜けない映画の展開に、諦めた。
寝るなら、家で寝てくれ。頼む。
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by candy-k1 | 2007-10-26 21:54 | 映画 音楽  本
以前に比べてペースは落ちているものの、やっぱり映画を観ることはやめられない。
ここのところ、観たまんま、何の記録も残さないままの事が多かったけれど、先日とある劇場で、予告編に混ざって、某大御所女性翻訳家の方の「たくさんの映画を見てきたけれど、後悔してるのは、記録をつけなかったこと。一行でも記録を残すべきだった」というトーク短編が流れた。
結局「シネマノート」の宣伝だった(笑)のだが、やっぱり一行でも、自分のその時の想いは残しておくべきかなぁと。

で。
どどーーーっと。
ここ数ヶ月で観た映画の感想(あらすじは、割愛・笑)を、簡単に、覚え書き(とはいっても、長くなるかもだけど・汗)。

【ボルベール】
公式サイト

暗い過去も、今抱える問題も、すべて丸抱えしつつ力強く生き抜こうとする女性の生き様と、償いと、愛情を描いていた作品だと感じた。

起こしてしまった「事」に対しての法的な制裁がないのは、常識的な観点から見るといかがなものか?という疑問も残るけれど、それは、このお話の後にきちんとやってくるのかもしれないし、それは、この映画の問いたいところではないのでしょう。

死んでいたはずが、ある日戻ってきた母の抱えていた事。
その娘が、母に言えずに、ずっと抱えてきた事。
長い間、母と娘の間にあった厚い壁が取り払われたのは、互いに女性として、その心情を理解できたからでしょう。

タイトルの「帰郷」とは、故郷のことだけを指すことではなく、
心の帰郷でもあるのだなと、感じました。
そして。
守り抜こうと決めた人、事に対して、尋常ではない強さ、(良い意味での)しぶとさを、女はやっぱり持っているんだ!
そっか。あたし、これでいいのかも(笑)と、なんだかパワーを貰った気がしたのでした。

アルモドバル監督のここ最近の作品は、申し訳ないくらいに女性を賛美した作品で、どの作品も根底に愛がえがかれていると感じて(そして、好き)いるが、このボルベールは、一番「女」として共感できた作品。



【シッコ】
公式サイト

「もう、絶対観て!」と友人の強い勧めが。
観て正解でした。
マイケル・ムーア監督作品はどれもこれも、衝撃的であるけれど、今回のシッコは、保険制度という私たちにとっても身近な問題を取り扱っているだけに、ムーアが見せる、アメリカの保険制度、医療体制等の現状は、衝撃の一言。
ドキュメンタリーは、作り手の視点でつなぎ合わせているという部分でいかようにも作り変えられてしまうので、観る時にはその点について少し気をつけながら観ているつもりですが、それでも、ムーア監督が取り上げた側面は、今のアメリカの保険制度の現状の問題点であることは、間違いないでしょう。

9・11でボランティアとして従事したが、正式な消防士と認定されず、治療費が出してもらうことができない救命士たちや、保険が適用されずに実費で治療を続けつづけた結果、家を売却しなければならなくなった夫婦たちが、アメリカの敵国と教えられているキューバで、アメリカでは保険が適用されない薬を信じられない額で手に入れることができ、無料で治療を受けるくだりで、彼らが発した言葉が、忘れられない。

カナダ、イギリスやフランスなどの無料医療制度が大きく取り上げられていたが、それを実現するために、国民がどれだけの税金を支払っているのかな?と、ちょっと疑問も湧いたけれど、それでも、大病で、莫大な医療費が必要になったとき、支払いの事を気にせずに治療ができるというのは、一つの安心材料につながるだろうな。

日本も医療費の自己負担が高いと感じているこのごろ。
医療保険制度は、アメリカを目指さないでほしいと、強く願う。


【ミルコのひかり】
公式サイト

イタリアの第一線で活躍するミルコ・メンカッチの少年時代を描いた実話。
昨日まで見えていた目が突然見えなくなる・・・・想像を絶する絶望だと思う。
全寮制の盲学校に入学し、心を閉ざしていたミルコが「音」の素晴らしさを発見し、寮の管理人の娘の作ったおとぎ話に合わせた音を探し、やがて仲間とともに音響劇を作り上げていくのだけれど、「これだ!」という音を見つけたときの子供たちの生き生きとした表情が、なんとも素晴らしい。
演じる子供たちの多くは、全盲の子供たちとのことだが、実に伸び伸びと演じていて、観ているこちらも、うれしくなる。
子供たちの持つ、音への想像力と創造力も、な~るほど!!と、感嘆。


絶望の淵に立つミルコに人間は五感を持つということを教え、その五感にミルコの特筆すべき才能があることをいち早く見出し、そして与えられた才能を伸ばすことこそ大人のすべきことと、ミルコの行動に理解を示し、規則で縛ろうとする校長から子供たちを守るジュリオ神父の姿は、親として、大人としての、子供に対しての私のスタンスを振り返らせた。
いえ、私の娘がもの凄い才能があると言っているのではない(もしかしたら、いつか開花するものを持っているかもしれないけどね・笑)。
枠にはまり切らない子を「異端児」と決め付けるのではなく、その子供の本質を見てあげようと努力をしなければならないんだってこと。

音響劇を演じる子供たちも、本当に、本当に素晴らしかったです。
心が満たされる1本。


つづく。
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by candy-k1 | 2007-10-26 18:21 | 映画 音楽  本
楽しみに待っていた映画「LONDON CALLING ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」を観てきた。

CLASHとの出会いは、高校時代。
すでにパンクロックシーンでのCLASHの位置は不動のものとなっていた彼らの音楽を、後から大急ぎで追いかけて追いついたといった形だったし、正直なところCLASHフリークと呼べるまで、強烈に没頭したわけではなかったけれど。
それでも初めてWhite Riotを聴いたときの衝撃は、脳天を突き抜けたのを覚えている。
そして、ティーンの頃の、きっかけさえあれば暴発してしまいそうな、なんとも言えぬふつふつと湧きあがる「ナニカ」に対する憤りを、彼らの音楽に預けて、そんな気持ちを鎮めていたっけ。

CLASHの音楽は、そんな距離感を持って、
トンガって生きていた頃の私の中で流れていた。

*************
ジョーストラマーのラジオ番組”Joe Strummer’s London Calling”で、彼のルーツとなった音楽を紹介しつつ、彼から影響を受けた人々、彼とともに生き間近で見つめてきた人々たちが様々に語る言葉が、人間「ジョー・ストラマー」を、鮮やかに浮かびあがらせる。
実は、ジョーを語る担い手として、ジョニーが出演していることもあって、そちらも楽しみに観に行ったのだが、この映画、ジョニーが出ていなくても(いや、私はジョニーが出ていてうれしかったのは言うまでもないけれど)、素晴らしく良い映画だった。

ジョー・ストラマー。
破天荒で、純粋でまっすぐな生き方は、時に不器用と言えるかもしれないけれど、
でも、その不器用さが私は好きだ。
様々に語る人々の言葉と、彼自身の多岐に渡るエピソードは、
ジョーの人柄を、描き出していた。
そして、彼らの音楽に込めた想い・主張も、改めてじっくり感じ取れた。

ティーンの頃は、それほどジョーという人間そのものに焦点を合わせたことがなかったのだが、あれからウン十年経ち、今回こうして、遅ればせではあっても、映像を通じて、ジョーという人間と向き合えるこに、ありがたささえ感じてしまった。

CLASHが解散してからのジョーの苦悩や、その後の彼が本来の自分自身を見出すまでの道のりは平坦ではなかったことは、実はあまり良く知らなくて。
CLASHでのジョーの成功は、商業的に見たらものすごいおいしいマーケットだったはず。
それでも、その成功を利用せず、大きな渦に巻き込まれてしまわぬように生きようとするジョーの姿は、映画を観ていて、痛ささえ覚えたけれど。
それでも社会的、商業的な成功に魂を売り渡さず、自身で自身の生きる道を模索する姿に、純粋なる反骨精神と彼の生き様が、そこにはあって。

・・・・・・・上手くいえないけれど。
ジョーは、大切にしたいモノ・事をはっきりと分かっている人であり、またそれに対して誠実に行動する人なんだということが、すごくうれしかった。
そんなジョーがすごく好きだ!!って叫びたいくらいに。

ここから、ちょっとネタバレ(っていうかな、これ)かもなので。よろしければ、どうぞ。
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by candy-k1 | 2007-09-10 17:15 | 映画 音楽  本

HOT! HOT!! HOT!!!

さて。昨晩。

行ってまいりました!!
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レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。
3月22日に公演のはずが、ボーカルのアンソニーの体調不良のために、延期に。
あれからおよそ2ヶ月ちょっと。首を長くして、この日を待ってました。(という割りには、振り替え公演日を、前日まで勘違いしていたけれど・汗)。

強烈に!!猛烈に!!かっちょいい、すばらしいLIVEでした!!

More
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by candy-k1 | 2007-06-06 15:47 | 映画 音楽  本

行ってきました、Live!

4月22日 日曜日。
目指した場所は、さいたまアリーナ。
娘が初めて自分で「行きたい」と言ったアーティストのコンサート会場。
で、どなたのコンサートかというと。
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「ポルノグラフィティ」
(相変わらず撮影の腕が上がらない・汗)

☆☆☆

彼女が、彼らの音楽に、スポッと落ちたのは、小学6年生の夏。
お気に入りは「アゲハ蝶」
これが、彼らの音楽にのめり込むきっかけとなった様子。
(そういえば、娘の音楽の趣味は、異国情緒が漂うものが多い。ストーンズのお気に入りも"paint it black"だったりする)
以来、塾の行き帰りの車中のBGMは、彼らの音楽一色に。
時に帰りの車中は、カラオケボックス状態。
溜まったストレスを発散させるように、彼らの曲に合わせて唄ったり、時に聞き入ったり。
彼らの音楽は、確実に、受験期の彼女をサポートしてくれていた。

彼らのコンサートが行われるのを知ったのは、受験前だったのだけれど、「受験が終わったら、ポルノのコンサートに行きたい」と言っていた彼女の意を汲んで、こっそりチケットを申し込んでおいた。
合格が決まり、後に届いたチケットを見せると、それはそれは、とてもうれしそうだったけ。

☆☆☆☆
コンサート会場に着くと、まず腹ごしらえ(笑)。
トイレを済ませ、コンサートグッズを買い込み、着席。
先行予約でチケットを取ったにもかかわらず、4階席ステージ向かって右サイド。
んーーー。
これは、まちがいなく、ステージ上の彼らは、豆粒サイズ。
「オペラグラスを持ってくればよかったね」の私に、
「うちは、人を見たいわけじゃなく、音楽を聴きに来たんだから、豆粒でもかまわない」と、娘。
・・・・ふぅ~ん。そうなんだ。
そのうち、そうも言ってられなくなるんじゃ~ん、と心で思う母。

☆☆☆☆☆

開演5分を過ぎて、ステージの幕開け。
音楽に合わせて花火がどーーーん。
娘、「ストーンズは30分以上遅れたのに、時間にほぼ正確だね」
あら。あなたの好きな「ハネウマライダー」で始まったのに、冷静ね(笑)。
のっけから、みなさんスタンディング。
娘と私も、それならばと、よいこらしょと、腰を上げる。

音楽に合わせて手拍子。
なにやら、曲に依っては、リズムに合わせて拳を突き上げたり、手を振ったり。
ふむ。
郷に入りたら・・・の気持ちで、ポルノグラフィティ初心者の私たち親子も、合わせてみる。
ふふふ~♪
楽しいじゃないの♪ちょっと二の腕が疲れるけど(笑)。
楽しそうに音に身を委ね、時折目が合うと、にっこり笑う娘の顔を見ることができて
私も、凄くうれしい。

私自身、邦楽アーティストのコンサートに出向くのは、何年ぶり?いや、何十年ぶり?
独身時代に行った「浅草ロックフェス」以来かも(汗)。
来日アーティストのコンサートには、結婚してからも時折足を運んでいたけれど、
よくよく考えたら、内外含め、自分より年下のアーティストのライブなんて、初めてかも。

ポルノグラフィティ。
彼らの作るステージは、「伝えよう」という気持ちが伝わってくるステージだった。
音楽に、オーディエンスに、丁寧に向き合っているなぁと、感じられた3時間。
MCも、彼らのお郷の広島弁(なのかな?)で、飾らない言葉で、ポンポンとリズムよく、面白かったな。下ネタには、あーちゃんは、目が点になってたけれど(母は爆笑・笑)
最後は、こちらも「ありがとさんでした」という気持ちになったのでした。

買い込んだコンサートグッズが入ったバッグを大事そうに、うれしそうに肩から提げた娘。
「うん。私もそんな時間を通り過ぎてきたなぁ」(思い出したのは、高校1年の時に行ったデヴィッド・ボウイ。決してアグネス・チャンではありません)なんて、ちょっぴりおセンチ気分になった母でした。


☆☆☆☆☆☆
「楽しかった!!ねえ、ママ。前の方の席を取るには、ファンクラブに入ればいいの?」
・・・・ほぅ~ら。
そうも言ってられなくなってきたじゃん(笑)。
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by candy-k1 | 2007-04-24 14:24 | 映画 音楽  本

映画、いろいろ。

ここ数ヶ月の間に観た、いくつかの映画の感想を、さら~っと。
備忘録に近いです(^^;)

【マリーアントワネット】
ルイ16世と14歳の若さで政略結婚、18歳で王妃になったマリーアントワネット。
絢爛豪華な生活が民衆の生活を圧迫、怒りに満ちた民衆から逃れるまでの年月をソフィア・コッポラ監督の視点で描いた作品。
マリー・アントワネットの人生を描ききった感はなく、観終わった後の充実感は正直乏しかったかな。何よりも、ケーキが食べたくなってしまった(笑)。
悪女と呼ばれたマリー・アントワネット。
でも、その側面を描いたこの作品、全然悪女としての印象はなし。。
マリーアントワネットの側面・・・・夫との関係、政略結婚故、故郷と嫁ぎ先の間に置かれた辛さ、子孫継承のプレッシャーなど、女性として、理解できないわけではなかった。でも・・・・もっとその辺り、深く描いてほしいなと。
映像の色使いは、それはそれは可愛いらしく、女の子ワールド満載。
映画のラストは「え?ここで終わってしまうの?」と、ベルバラに思いいれのある人たちにとっては、完璧に物足りないみたいだけれど、私は、この映画は、このラストでいいのかも?と思ったのでした。
あ。ソフィア・コッポラ監督の映画の音楽は、モロ私好み。今回も、ツボでした。

【パフューム  ある人殺しの記録】
18世紀のパリ。悪臭漂う市場の魚市場で、産み落とされたグルヌイユ。
産み落とされた瞬間、母によって絞め殺されるところ、生まれながらに与えられた嗅覚で、自身の命を繋げる。
成長するにつれ、嗅覚の才能は執着に変化し、やがて彼は、人々を恐怖に陥れる殺人鬼として変貌していく。
映画を観ていて、強烈な匂いを感じた映画。映像で匂いを感じる・・・これはスゴイ。
冒頭から、映像は生臭さを発し「胸悪ぅ~」と、胸の辺りを押えてしまった。
匂いに対して良し悪しの境界線を持たないグルヌイユが、彼の人生を変えるまでに強烈に惹かれた「匂い」によって変えられていく、その執着振りは、尋常ではない。

ただ、「匂い」への異常なまでの執着は、「匂い」を持たない自身への存在の証だったのかもしれない。
彼も、本当は愛を知り、愛を与えたかったのかもしれない。
ただし、愛された事のない彼は、それを知るチャンスがなかったのだろう。
グルヌイユを演じたベン・ウィショー、不気味さを表現した彼も凄いと思った。
通常ならほっとするであろう、風に揺れてるラベンダー畑の映像ですら、彼がいるだけで、不穏な風を感じ取ってしまう。
あんな人、そばにいたら、怖い(笑)。

ラストに向かう、CMでも物議をかもした「あの・・・子供も見てるんですけど・・・これ、流してしまいます?」と突っ込みを入れたくなった衝撃のシーンは・・・・・少し、失笑してしまった(^^;)
で、本当のラストシーン。
そうか。これは大人の童話なのかな。意外なラストだった。
でも、あれは彼が最後に出した「愛」の答えだったのかもしれない。


【ブラッド・ダイアモンド】
1990年、アフリカ・シエラレオネで10年間に渡って続いた内戦の最中、アフリカの地で採掘されるダイアモンドの密売、不正取引をめぐって起こる争いと、内戦のもたらした悲劇をも描く社会派映画。
ボキャブラリー貧困なのが、歯がゆいのだけれど。。。。。
これ、見ごたえのある、いろんな意味で凄い映画でした。
元傭兵で密売人のアーチャー(ディカプリオ)、反政府軍RUFによって村を破壊され、家族と引き離され、あげく大切な息子をRUFの少年兵として捕らえられてしまうソロモン(ジャイモン・フンスー)、そして密売の証拠を掴みたい女性ジャーナリスト(ジェニファー・コネリー)。
ソロモンが採掘場で見つけ、隠したたダイアモンドをもう一度手にするための目的は互いに違うけれど、やがてそれは終着点にむけて、命をかけて束ねられていく。

アフリカの内戦の惨状、洗脳という卑怯な手段を使って少年兵と仕立てられる子供たちの現実、家族愛、親子愛、人間の飽くなき欲望の招くもの等々、様々な要素が絡み合い描かれている、息つく暇もない2時間30分弱。
最初のシーンからほぼラストまで、眉間と肩に力が入りすぎて、観終わってから、肩がこりこりになってしまった(^^;)
婚約時、夫から贈られたダイヤの指輪が、多くの人の血が流されたダイヤでないことを、真剣に願ってしまった。

人間の欲望、欲求は、ある時、歪みを産み出してしまう。
一線を越えた欲望は、命まで殺める。
地球の資源も同じ。
欲望のまま掘り続けていたら、やがて、その土地は痩せてしまうだろう。
その影響を真っ先に受けるのは、弱く守らなければいけない存在の未来ある子供達。
私たち大人は、いろんなことを、真剣に考えなければいけないなと、思った。

【善き人のためのソナタ】
もうもう、素晴らしく良い映画だった!!

ベルリンの壁崩壊直前の、分断された東ドイツが舞台。
国家保安省(シュタージ)局員のヴィスラー。
粘り強い監視と尋問で、反体制派の人の口を割らせてきた。
ヴィスラーは、劇作家のドライマンと恋人で舞台女優のクリスタが反体制派と睨み、証拠を掴むために、ドライマンの部屋の盗聴を開始。
証拠を掴めば、出世の道が用意されている国家に忠実なヴィスラーだったが、盗聴によりドライマンの生活を隈なく知ることで、彼らの語る文学、音楽、愛、自由な思想を通してヴィスラーの心に変化がおきる。

映画が始まって、しばらく、「ん?このおっさん(ヴィスラー)は、ストーカーに変貌していくのか?」なんて不謹慎にも思ってしまった(笑)。
しつこく忠実に盗聴を続け、綿密にレポートを作り上げていくヴィスラーの姿は、「感情はあるのか?」と思ってしまうくらい、無表情で生真面目。
国家に、自分の職務に忠実に、生真面目に生きることが、東ドイツで求められた生活だったのだろう。
あの時代、自由な言論は認められず、あげくは強圧を受けていた芸術家たちの苦悩も描かれていて、なんでも自由に言える私たちからは、想像もつかないほどの苦しみだったに違いない。

そうした芸術家達の、自由な表現への信念と情熱、そして芸術が本来持つしなやかさが、ヴィスラーの心までもを柔らかくしていく様は、しみじみと心を撃つ。
そして、彼が彼の人生を投げ打ってまで守り通した事は、ベルリンの壁が崩壊したと同時に、守るべきモノではなくなってしまったのかもしれないけれど、彼が守ったモノが、もしかしたら歴史を変える一つの種になったのかもしれない。

ラストシーンは、本当に素晴らしい。
静かに、そして深く、心に染み入った。
この映画、もう一度じっくり観たいと、久しぶりに心から思った映画だった。

☆☆☆
さら~っと、なんて書いたけど・・・・・めちゃめちゃ長くなってしまった。
さら~っとはいかなかったのでした(汗)。
あしからず。

この他にも、書き留めておきたい映画が、数作。
今年は、去年以上に、もっとたくさん、映画を観て、心を潤したいな♪
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by candy-k1 | 2007-04-13 18:50 | 映画 音楽  本