愛するものたちとの日常。


by candy-k1
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愛された駅舎

一週間のうち、この場所を見ないのは、1日か2日のみ。
この3年近く、ほぼ毎日、車からの眺めではあるが、この建物を見てきた。

「国立駅」
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赤い三角屋根が象徴的な駅舎。
国立の街に、味わい深い印象を与え続けていた。
なんでも、都内に現存される木造駅舎としては、原宿駅に次いで、2番目に古い駅舎だそうだが、その姿も、明日をもって、見納めとなる。

中央線の高架工事に伴い、解体されることが決まったのだ。

☆☆☆

先月末くらいから、カメラや携帯カメラで駅舎を納める人々を沢山見かけるようになったのだが、10月に入って、その人々は確実に増えつつあった。
事情を知らずに駅を降り立った人や、車でロータリーに入ってくるドライバーは、一斉に向けられるカメラのファインダーや携帯カメラに、何があった?と、とまどうこと間違いない。(実は私もその一人)。

国立駅に集う人々を見て、この駅舎は、愛されていたのだなぁと、しみじみ感じた。
文京地区であり、多くの学校が点在する国立。
在住の人のみならず、学生時代を、この駅舎を毎日見ながら通った人も多いのでしょう。
愛おしそうであったり、悲しそうであったり・・・・カメラを向ける人々の表情からは、名残惜しさが伝わってきました。

7日は、「さようなら国立駅」と題され、見学会と撮影会が開かれ、
8日は、駅前で、国立駅の歴史をスクリーンに映し出し、歌や合奏をもって、駅舎を見送る催しも開かれていて、多くの人たちが集っていました。
b0102023_15525871.jpg



私自身、そして夫も娘も、国立駅を背にまっすぐ伸びる大学通りの、遠く端っこから、道の途中から、眺める国立駅が大好きだった。
大学通りのどこから見ても、街並みを見守るように、街の中心に鎮座していた国立駅舎。
春は桜並木、初夏は葉桜の緑、秋は紅葉、冬はライトアップされた大学通りの終点に位置する、この小さな三角屋根の駅舎は、とても印象的な景観を作り出していたのだ。
季節ごとに、駅舎に向かって写真を撮る人、スケッチをする人・・・・多くの人を見かけてきた。

☆☆☆☆☆

先ほど、国立駅を通った時は、まだ、三角屋根の取り壊しはされていなかったが、今までの駅の入口は閉鎖され、仮設の建物に、駅の入口は移設されていた。
夕方、また国立に行く頃は、どんなことになっているのかな。

本日付の朝日新聞によると、駅舎は解体後、市が半円形の飾り窓などの部材を保管。国立市は、工事が終わる6年後に今の場所に再築する方針、とある。

再築予定(決定はしていない)までの6年間・・・ちょっぴり国立の風景は、寂しくなりそうです。
在住でない私ですら寂しさを覚えるくらいなのだから、古くから国立を愛してきた人々の寂しさは、比較にならないでしょう。

☆☆☆☆☆☆

再築に向けて、国立市は、これまでも、また現在も、多くの働きかけをし続けてきているようです。
街の景観を財産と考える国立市の考え方が理解され、再築が実現化されることを祈るばかりです。
国立市HP 「国立駅について」
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by candy-k1 | 2006-10-09 16:08 | できごと