愛するものたちとの日常。


by candy-k1
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美しく、悲しい男

日比谷シャンテシネで開催されてるBOW30映画祭に行ってきました。
昔見た、もう一度見たい懐かしい映画や、まだ見ていないけれど、見てみたい映画が目白押しの映画祭ですが、
今回の私のお目当ては、
ジム・ジャームッシュ監督・ジョニー主演の「デッドマン」。
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美しく悲しく、そして静かな・・・・私の大好きな映画の一つ。

両親を亡くしたウィリアム・ブレイク。アメリカ西部から東部に移り、そこで花売り娘とそのフィアンセの恋のいざこざに巻き込まれたことから、胸に銃弾を受ける。人殺しの濡れ衣を着せられ追っ手に追われ、銃弾が胸に埋め込まれたまま逃げるブレイクを助けたのは、ネイティブインディアンのノーボディ。ブレイクとノーボディーは、インディアンの村に向かうべく、道を進む。
自分の魂の故郷に帰るために。
         
                ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

おどおどしている目をしていたブレイクが、自分の「死」を意識した時に、生きる強さに目覚めていく。
その目の表情の移り変わりは、凄まじく美しく、力強い。

鉛に打たれ横たわる小鹿に、いとおしそうにそっと寄り添うブレイクの目は、せつなさに満ち、そして優しい。
小鹿が見たであろう最後の空を、じっと見つめるブレイク。
ブレイク自身の最後の空を予感させたのだろうか。

モノクロの世界に綴られる、静かな抒情詩のような映像は、見ている者の魂を、ぐぐっとその世界に引き込んでいく。

全編に渡って流れるニール・ヤングのギターも、静かに、時に激しく魂を揺さぶる。引き込まれていく。

静かに、魂の故郷に帰っていくブレイクの目に最後に映る空を、彼はどんな気持ちで見つめたのだろう。死を静かに迎える前に、激しいまでに生きたブレイクの旅を、もっと見ていたかった・・・・そんな気持ちで、私も船を送った。
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          ☆☆☆☆☆☆☆☆

この映画祭、前にも言ったように、見たい映画が目白押し。
中でも、中学生の時に見た「ブリキの太鼓」(見るのが早すぎたと、今、改めて思う)をはじめ、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」「サクリファイス」は、もう一度スクリーンで見ておきたい。
他にも、私の「ツボ」を激しく刺激する映画ばかり・・・。
でも、毎日劇場に通うわけにもいかず・・・ジレンマです。

もっともっと、映画が見たいなぁ。良い映画にたくさん出会いたい。
そして、もっともっと、心でいろんなこと、感じたいなぁ。
どうしても、映画好きは、やめられません。
もちろん、ジョニー好きもね(^^)b
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by candy-k1 | 2006-07-30 23:49 | 映画 音楽  本