愛するものたちとの日常。


by candy-k1
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2人旅。その3

大塚国際美術館は
山の斜面を利用した作りからなのか
地下3階から地上2階までの5フロアから成る。
それぞれ
地下3階 古代〜中世
地下2階 ルネサンス〜バロック
地下1階 バロック〜近代
1階   現代・テーマ展示
2階   現代・テーマ展示
といった具合に、テーマ別にフロアが構成されていて
まあ、その広いこと、広いこと!
1つのフロアを見るのに、かなりの時間を要する。

ちなみにこちらの美術館、写真撮影OK。
バシャバシャと撮影いたしました。

b0102023_281691.jpg

こちらも圧巻。スクロヴェーニ礼拝堂。
マリア様のシンボルカラーの深い青が美しい。

時代を前後してしまうけれど
これは古代。
紀元800年くらいのものだったような(うろ覚え)。
b0102023_2125383.jpg


b0102023_2132793.jpg

モザイクの質感もいい感じに再現されている。

こうして古代の時代、
特に紀元前に描かれたであろうモザイク画などを見ていると、
そこに確実に人々の暮らしがあって
争いや戦いがあって、喜びがあったことが見事に描かれている事に
改めて驚き感動する。
その時代に生きた人々の時間が一枚の絵に見事に切り取られ
何千年の時を経て、今私が見ているって、凄い事だよね?

****

娘がここで楽しみにしていたのが、美術館の企画怖い絵ツアー
様々な絵の背景にある「怖さ」を、美術ボランティアの方の案内で
鑑賞するというもの。

怖いといっても、人間の情念や背景にある政治的な思惑だったりと様々。
その時代時代に生きる人々の悲しみなども、それぞれの絵の中に込められていて
これも実に興味深かった。


先日、上野の美術館で開催されたゴヤについても解説があり
宮廷画家として脚光を浴びたのもつかの間
聴力を失い、ナポレオンに寝返った裏切り者と揶揄されたゴヤの晩年。
精神を追いつめられ、
どれほど暗闇に満ちていたか容易に想像し得る「黒い絵」全てを再現した空間は、
実際にゴヤが生活をしていた家の空間の広さをそのまま再現した空間で
見るだけで気持ちが滅入るような絵を描き続ける夫、または父であるゴヤを
ゴヤの妻や子供はどんな気持ちでそれを見て、どんな想いでここで暮らしたのだろう。

想像するだけでも、重々しい気持ちになってしまった。
と、同時に、上野でゴヤを見た私は
ただ「見る」だけだったんだな、と。
ゴヤに「ごめんね」と言いたい気持ちに。


つづく。
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by candy-k1 | 2012-02-11 02:40 | できごと