愛するものたちとの日常。


by candy-k1
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散歩のできごと

そのご婦人は、
唐突に自転車を降りてミルヒを見て、にっこりされた。
次の瞬間、笑顔は、少し寂しげになる。
そして、
「いいわね~若い子で。いくつ?」と、尋ねられた。

今日で1歳9ヶ月になりました、と応えると
「そう。若くていいわね~。
3ヶ月前に、15歳の犬を亡くしたの。とても、辛くて。
おたくはいいわね~この子はまだまだ若いから、まだまだ一緒にいられるわね」
と、ご婦人。

我が家も、つい1ヶ月前に、上のワンコが亡くなったんです。
だから、お気持ちは、とっても良くわかります。と、私。

「そうなの。何歳だったの?」

11歳と半年ほどでした。




と、ここまで話をして、ようやく、ご婦人は気付かれた。

「あなた、前にもお会いした?」

はい。お会いしてます。

実は、この数週間の間に、
このご婦人から話かけられたのは、今日が3度目。
過去の2回も、同じお話をしてくださった。
最初にお会いした時は、
お墓参りをした翌日だったらしく、
お墓から帰るときに涙が止まらなかったのといながら、
目にうっすらと涙を浮かべられていた。

その悲しみは、私にもよくわかるところだ。
話を聞いてあげることが一番だと思って、
前にお会いしたことは、黙っていたのだが、
思い出されたようだった。


「そう。ごめんなさいね。どうしても、犬を連れている人を見ると、
特に、まだまだ若いワンちゃんを見ると、話しかけられずにはいられなくなるの。
愚痴をいつも聞いてもらっていたのね。ごめんなさい」
と、おっしゃる。

どうか、謝らないでください。
大切な子を亡くしてしまった
私もその寂しさは、わかりますから。


「でも、あなたは、このワンちゃんがいるから、いいわね。
とても、うらやましい。大事にしてあげてね」と、ご婦人。

どうか、ゆっくり元気になってください。

そう、伝えて、さよならした。


*****

キャンディに会いたいな。
そんな想いで、涙が浮かぶことは、今もふっとやって来る。
だけど、悲しみに立ち返ることが少なくて済むのは、
あのご婦人がおっしゃるように
ミルヒの存在があるからなのだろう。
それは、たしかに、私の実感するところだ。

あのご婦人も、
優しい思い出を、懐かしむことはあっても
どうか、悲しみに立ち返ることが、少なくなりますように。


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                 おねえちゃんが とくいだった 
              あさのしんぶんよみじゃまじゃま しごと
                   おねえちゃんのように 
              ずかずかと じょうずに じゃまできません
                えんりょがちに はしっこで ちょっぴり
                  じゃまじゃま してみます。        
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by candy-k1 | 2010-04-30 22:36 | できごと